
岡山県瀬戸内市の 備前長船刀剣博物館 では、特別展 「第6回お守り刀展覧会」 を開催、 現代刀匠による 新作のお守り刀 40余振り を展示しています。 『わが国には、昔から、神を敬い、祟りする 生霊・悪霊 に対する 畏怖の念から生じた民俗信仰がありました。 それに対して刀剣には、邪を払う力があるという考えがありました。 その表れの一つが お守り刀です。 新生児が誕生した際に お守り刀を与える習慣があります。 嬰児を人的な危害からではなく、悪霊など魔性のものから守り、健やかな成長を願う思いが 込められたものです。 逝去の際に遺体に刀剣を抜きかけて置くことも 同じような意味からの習慣です。 このように私たちの生活の中に息づいている刀剣、それは、私たちの精神文化を示す一つの証と言えましょう。』 ■ 第6回お守り刀展覧会 12月25日まで開催 備前長船刀剣博物館 : 岡山県瀬戸内市長船町長船966 0869-66-7767 http://www.city.setouchi.lg.jp/~osa-token/exhibitions/index.htm 備前長船刀剣博物館