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12月 29, 2019の投稿を表示しています
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福井県福井市の福井市立郷土歴史博物館では、 企画展「大名家の蔵刀と五ヶ伝」 を開催、  【短刀 銘)国光(相模)】  【短刀 銘)来国光】  【太刀 銘)包平】  【太刀 銘)備州長船近景】  【刀 銘I越前国兼植】 などの刀剣類29点を展示しています。 「武家にとって刀剣は武の象徴として重んずべきもので、宝物として代々伝承されたり、重要な儀礼等での贈答の品として大名家間を行き来したりしました。 こういった御道具としての刀剣は、主に室町時代以前に作られた古刀が用いられましたが、この古刀の主要な産地として有名なのが大和・山城・備前・相模・美濃の五カ国で、その産地独特の作風は近代には『五ヶ伝』とよばれて刀剣鑑定の要諦となりました。 五ヶ伝の用語それ自体は古いものではありませんが、室町時代にはすでに大和物・山城物などの呼称があり、産地による作風の別は認識されていました。 今回は福井の殿様・越前松平家が所蔵していた刀剣を中心に、五ヶ伝の作品や、地元福井の刀工の作品を紹介いたします。」 ■ 大名家の蔵刀と五ヶ伝 ■  1月19日まで開催 ■  福井市立郷土歴史博物館 :福井県福井市宝永33丁目12-1                0776-21-0489 http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/
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京都墨田区の日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館では、 「第65回 重要刀剣等新指定展」 を開催、  【短刀 銘)来国光】  【脇指 銘)長谷部国重】  【短刀 銘)大和尻懸住則長作之】  【刀 銘)宝寿】  【刀 銘)繁慶】  【短刀 銘)筑州住国弘作】 など 刀剣類37点、刀装・刀装具37点を展示します。 「(公財)日本美術刀剣保存協会の審査事業は、日本刀の調査保存を目的に、昭和23年より行われ、現在では真偽鑑定を主目的とする基本の保存審査を第一義とし、より美術工芸品としての格づけを重視した審査として、特別保存、さらには重要刀剣等、特別重要刀剣等といった段階を設け審査を行っています。うち重要刀剣等審査は、作品の正真はもちろん資料性や健全性を兼備した完成度の高い美術品として、優作であることの指定であり、毎年一回欠かすことなく審査は継続され今日に至っております。 日本刀の高い品格と真摯なるくろがねの美を、そして刀装・刀装具にあらわれた工芸美の粋を心ゆくまでご鑑賞ください。」 ■ 重要刀剣等新指定展 ■  1月11日から2月16日まで開催 ■  刀剣博物館:東京都墨田区横網1-12-9 ■        03-6284-1000 https://www.touken.or.jp/museum/exhibition/exhibition.html
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静岡県三島市の佐野美術館では 「名刀への道」 を開催、   【国宝 太刀 銘)正恒】  【国宝 薙刀 銘)備前国長船住人長光造】  【重要文化財 太刀 銘)成高】  【重要文化財 太刀 銘)豊後国行平作】  【重要文化財 太刀 銘)宝寿】  【重要文化財 短刀 銘)吉光】 など、国宝・重要文化財を含む刀剣類約40点を展示します。 「日本刀が完成したのは、平安時代後期と考えられています。この時代は刀剣だけでなく、日本の自然を描いたやまと絵、貴族文化を反映した和様彫刻、かな文字で編まれた物語など、様々な分野で日本独自の表現が生まれ、国内に広まっていきました。新しいものを生み出す時代の空気が、大陸からもたらされた直刀から脱し、反りや鎬といった特徴を持つ日本刀の誕生に一役買ったのかもしれません。 日本刀誕生期には、伯耆の安綱、豊後の行平、備前の包平などの名だたる刀工が活躍しました。それらの刀剣には、誕生間もない時代特有の力強さが溢れ、今でも多くの人々を惹きつけています。本展ではこれらの名工が活躍した平安時代後期から鎌倉時代にかけての刀剣を中心にご覧いただきます。 また、12世紀以前に日本で造られていた刀剣はどのようなものだったのか。直刀や蕨手刀といった現存する刀剣をもとに概観し、日本刀誕生までの道のりを紹介します。」 ■ 名刀への道 ■  1月7日から2月16日まで開催 ■  佐野美術館 : 静岡県三島市中田町1-43                           055-975-7278 https://www.sanobi.or.jp/exhibition/sword_2019/
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福岡県太宰府市の九州国立博物館では、 特集展示「刀剣ことはじめ」 を開催、  【国宝 太刀 銘)来国光】  【国宝 太刀 無銘 則房】  【重要文化財 太刀 銘)国行(来)】  【重要文化財 刀 吉岡一文字】  【重要文化財 太刀 銘)備州長船住景光】 など15振りを展示します。 「空前の刀剣ブームは、平成から令和の御代となった今もなお続いています。当館では、平成27年に開館以来初めてとなる刀剣の特集展示を行ない、大きな反響を得ました。 その後も刀剣の展示についてのご要望が多数寄せられてきました。 このたび5年ぶりとなる刀剣の特集展示を行ないます。『九州初お目見え』となる名刀の数々を、これまで当館が収集してきた代表的な刀剣とともにご紹介します。 人気の一方で、とかく難しい、近寄りがたいと思われがちな刀剣の世界。今回の展示では、それぞれの作品の見どころや来歴などをご紹介するだけでなく、刀剣を取りまく独特な用語についても、分かりやすく解説いたします。 美しく輝き、見る者を魅きつけてやまない刀剣の世界の奥深い魅力を是非お楽しみください。」 ■ 刀剣ことはじめ ■  令和2年1月1日~2月24日まで開催 ■  九州国立博物館 : 福岡県太宰府市石坂4-7-2           050-5422-8600 https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre163.html