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4月 22, 2018の投稿を表示しています
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岡山県瀬戸内市の備前長船刀剣博物館では、 テーマ展「日本刀解体新書」 を開催、  【太刀 銘)吉房】  【太刀 銘)国宗】  【短刀 銘)備州長舩住兼光】  【脇指 銘)備中國住恒次】  【刀 銘)伝正中一文字】  【脇指 銘 備州長舩法光】  【刀 銘)備前國住長舩七郎衛門尉祐定作】 など、刀剣類41振りを展示します。 「このたび、「日本刀解体新書」と題してテーマ展を開催いたしました。 刀剣ブームと言われる現在、日本刀に興味をもってくださる方が増えておりますが、美しいとは感じても、どこをどのように鑑賞すればよいのか分からないとおっしゃる方も多くいらっしゃいます。 そこで、日本最初の西洋医学書の翻訳書である解体新書になぞらえて、先ずは、鑑賞にあたってのいくつかのポイントをご紹介することで、日本刀鑑賞に少しでも親しみを感じていただきたいと企画した展示です。展示をご覧いただくことで、太刀・刀・脇指・短刀など日本刀の種類を理解していただき、同じ種類であっても、製作の年代によって姿が少しずつ変化していることなど鑑賞のポイントを是非知っていただきたいと思います。 日本刀の魅力に浸りながらご鑑賞ください。」 ■ 日本刀解体新書 ■ 4月26日から6月24日まで開催   ■ 備前長船刀剣博物館 : 岡山県瀬戸内市長船町長船966                  0869-66-7767 http://www.city.setouchi.lg.jp/token/tenji/index.html
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静岡県三島市の佐野美術館では 「鏨の華 光村コレクションの刀装具」 を開催、   【重要美術品 太刀 銘)利恒】  【重要美術品 太刀 銘)来国俊】  【重要美術品 太刀 銘)長光】  【重要美術品 太刀 銘)備前国住雲次】  【重要文化財 睡布袋図二所物(小柄・目貫) 横谷宗珉】  【重要美術品 波鯉図鐔 土屋安親 】  【唐草図鐔 信家】 など刀剣・刀装具200余点を展示しています。 「刀装具とは、刀剣外装『拵』の金具です。江戸時代以降に装飾性が増し、驚くほどきらびやかで細密な作品がつくられました。 神戸に生まれた光村利藻(みつむら としも)[号 龍獅堂]は刀装具の名品を集めた『鏨廼花(たがねのはな)』を刊行した明治時代の実業家です。港から海外にむけ大量に持ち出される刀装具を目にし、自らの資財をつぎ込み一大コレクションを築く一方で、断絶の危機にあった装剣金工の技術の継承にも心を配りました。単に作品の美を称えるためだけではない光村の幅広い活動により、刀装具への理解が深められました。 本展覧会では、現在根津美術館が所蔵する光村コレクションの刀装具を中心に、光村が魅せられた掌上の金属美を紹介します。」 ■ 鏨の華 光村コレクションの刀装具 ■ 5月20日まで開催  ※ 会期中一部展示替えアリ ■ 佐野美術館 : 静岡県三島市中田町1-43                           055-975-7278 http://www.sanobi.or.jp/exhibition/taganenohana_2018/
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兵庫県神戸市の香雪美術館では、 「没後100年記念 明治の刀工 月山貞一 同時代の収集家 村山龍平のあゆみ」 を開催、  【刀 銘)浪花住月山貞吉造之】  【太刀 銘)帝室技藝員  大正五年秋  月山貞一時八十一歳謹作(花押)】  【短刀 銘)神社奉納記念 帝室技藝員  月山貞一】  【剣 銘)天照皇太神宮奉納御剣 月山貞勝謹摹】  【短刀 銘)皇太子殿下御誕生記念 /昭和八年十二月吉日  月山貞勝謹作(花押)】 など、月山貞一の作品や館蔵の刀剣・刀装具を展示しています。 「月山貞一(弥五郎、1836~1918)は明治から大正時代に活躍した刀工です。7歳で大阪の刀工・月山貞吉の養子となった貞一は、16歳の時には父と合作で見事な刀身彫刻を施し、彫刻巧者の片鱗を見せました。奥州出羽の波打つような綾杉肌に新たな伝統を加え、大きな功績を残しました。働き盛りであった40代に廃刀令の憂き目にあいますが、その技術力は高く評価され、近隣の神社からの受注を得て、廃業を免れました。明治26年(1893)のシカゴ万国博覧会をはじめ、各博覧会や展覧会に出品し、明治39年(1906)には刀工で初めて帝室技芸員に任じられました。 香雪美術館のコレクションを形成した村山龍平は、月山貞一に刀剣を作らせ、それを鍛えているところを見学にも行っています。 本展では、この月山貞一の作品を中心に、村山龍平が収集した刀装具コレクションを紹介します。また、初めは刀装具を製作しながらも、廃刀令の影響で花瓶や香炉といった室内装飾品などの制作に転向した正阿弥勝義などの作品を併せてご紹介します。」 ■ 没後100年記念 明治の刀工 月山貞一 ■ 6月17日まで開催 ■ 香雪美術館 : 兵庫県神戸市東灘区御影郡家2丁目12-1            078-841-0652 http://www.kosetsu-museum.or.jp/mikage/exhibition/