富山県富山市の森記念秋水美術館では 「刀の誕生日 刻みこまれた歴史ロマン」 を開催 【太刀 銘)備前国左近将監長光(造)】 【短刀 銘)藤原真景】 【太刀 銘)嘉元三年五月日 中原国宗】 【刀 銘)近江守高木住助直】 など、年紀を記した作品を展示します。 「日本刀は平安時代中期から現代に至るまで、約千年の間作られ続けています。その間には数多くの刀工が活躍し、刀を世に送り出してきました。それらは誰もが知る歴史上の人物はもちろんのこと、歴史に埋もれた名もない人々の手にも携えられ、歴史そのものを間近で見てきたのです。 今回の展示では館蔵の名刀の中から、製作年号などを明らかにする銘文『紀年銘』が残る作品を選び、刀が生まれた時代の出来事や文化を合わせてご紹介します。 長い年月を経て現代に残る、名刀の誕生日に思いを馳せて鑑賞をお楽しみください。」 ■ 刀の誕生日 刻み込まれた歴史ロマン ■ 令和2年4月1日から5月20日まで開催 ■ 森記念秋水美術館 : 富山県富山市石町1丁目3番6号 076-425-5700 https://www.mori-shusui-museum.jp/schedule/
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石川県金沢市の石川県立美術館では、 秋季特別展「徳川美術館展-尾張徳川家の至宝」 を開催、 【国宝 太刀 銘)長光 名物津田遠江長光】 【重要文化財 太⼑ 銘)備前国⻑船住守家 名物兵庫守家】 【重要文化財 短⼑ 銘)正宗 名物不動正宗】 など、尾張徳川家に伝わる名品を展示します。 「尾張徳川家は、江戸幕府を開いた徳川家康の九男義直(1600-1650)に始まる御三家筆頭の大名家で、名古屋城を居城とし、江戸時代を通じて徳川将軍家に次ぐ家格を誇りました。 本展では、名古屋の徳川美術館に伝来した家康の遺産『駿府御分物』や歴代当主、夫人の所用品に加え、同館のコレクションの中から選び抜いた名品を紹介します。 また、前田綱紀から五代将軍綱吉に献上された国宝の太刀『津田遠江長光』など、貴重な品々も一堂に会します。 国内随一を誇る徳川美術館のコレクションを通じて、大名文化の粋をご堪能ください。 」 ■ 徳川美術館展-尾張徳川家の至宝 ■ 前期:2021年10月9日(土)〜10月31日(日) 後期:11月2日(火)〜11月23日(火・祝) ■ 石川県立美術館 : 石川県金沢市出羽町2-1 076-231-7580 tokugawa-kanazawa.jp
京都府京都市の大覚寺では、同寺に伝わる【重要文化財 太刀 薄緑(膝丸)】の修復を行うため、「太刀『薄緑(膝丸)』結縁プロジェクト」を立ち上げました。これは、同御太刀の白鞘・ハバキ・外箱を新調するもので、勧進によって募った浄財を基にして修復をするものです。 「大覚寺所蔵文化財保存修復事業 の一環として『太刀/薄緑(膝丸)』の修復を決定。白鞘・ 鎺・外箱の新調を進めるにあたり、勧進によって浄財を募る運びとなりました。 勧進とは、社寺や仏像の建立、修理などのために広く人々に、それが善根功徳になると勧めて金品の寄付を募ることです。 また、勧進への参加について、結縁という形を取らせていただきます。結縁とは縁を結ぶこと、皆様に『薄緑(膝丸)』とのご縁を結んで頂き、その証を未来に残したいと考えております。 結縁者のご芳名を記す方法としましては、白木の刀箱に結縁者のご芳名を書き記す方法と、巻子に記し、刀身とともにお納めする方法を用意しております。 今年秋を目処に完成の後は、大覚寺第64世門跡 尾池泰道大僧正猊下御導師のもと、大覚寺にて結縁法会(けちえんほうえ)を奉修。その後、令和2年大覚寺秋季名宝展にて展示予定となっております。」 ■ 太刀 薄緑(膝丸)結縁プロジェクト ■ 申込み期日:令和2年5月11日 https://www.daikakuji.jp/ 太刀 薄緑(膝丸)