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石川県金沢市の 石川県立美術館 では、第2展示室において 「甦る赤羽刀」 を開催、【刀 銘)賀州住藤原兼若】【短刀 銘)吉家】 など21振りを展示しています。 「昭和20年(1945) 大東亜戦争の終結により、連合国占領軍は日本の武装解除の一環として 国内の刀剣類を接収、その一部が赤羽(東京都北区)にあった アメリカ第8軍兵器補給廠 に集められました。 昭和22年、当時の刀剣関係者の尽力により、この中から美術的価値のある刀剣については返還されることになり、上野の東京国立博物館に移されました。 その数は、約5500本余と言われています。 そしてこれらの刀剣類が、接収時の保管場所にちなみ 赤羽刀 と呼ばれています。 その後 所有者が判明した一部については返還されましたが、多くは長く東京国立博物館の収蔵庫に保管されたままでした。 しかし終戦50年の節目にあたる平成7年(1955)、議員立法により 「接収刀剣類の処理に関する法律」 が成立し、赤羽刀の保管・活用に大きな道が開かれました。 文化庁ではこの法を受けて旧所有者が判明したものについては返還し、残りは一旦国庫に帰した後、全国のこれら刀剣類のゆかりの地にある 公立の美術館・博物館等へ無償譲与し、活用・公開されることになりました。 石川県立美術館は加州刀を中心に 70口の譲与を受け、平成11年度から順次研磨に着手しました。 本展では、加州古刀・加州新刀、さらに赤羽刀の歴史的経緯を伝える 未研磨の刀剣をあわせて展示します。」 ■ 甦る赤羽刀 ■ 3月23日まで開催 ■ 石川県立美術館 : 石川県金沢市出羽町2-1               076-231-7580 http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/event/2event.html
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岡山県岡山市の 岡山県立博物館 では、特別陳列 「幕末維新の名刀」 を開催、【重要文化財 刀 銘)長曾弥興里入道乕徹】【刀 銘)藤原直胤】 など、岡山ゆかりの幕末維新の名刀を展示しています。 「幕末から明治維新の時期は、日本の歴史の中でも 激動の時代として注目を集めており、最近では坂本龍馬をはじめ、幕末の志士たちを中心にとくに人気が高まっています。 そして、日本刀が武器として用いられた最後の時代であり、実戦を意識した名刀が 数多く生み出されました。 今回の展示では、岡山ゆかりの幕末維新の名刀を中心に紹介します。」 ■ 幕末維新の名刀 ■ 3月24日まで開催 ■ 岡山県立博物館 : 岡山県岡山市北区後楽園1-5              086-272-1149 http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/nowExhibitions.htm#SpecialExhibition1