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2月 6, 2011の投稿を表示しています
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有線七宝小函 麒麟ニ小紋図柄 群青の天空を 駈ける 麒麟 を描いた 有線七宝小函。明治13年創業 安藤七宝店 による、大正年間の 作品です。 有線七宝は、金属地に銀線を植線し、その中に ガラス釉薬を 焼付けるもので、日本刀同様、日本特有の工芸品として、世界的に高い評価を受けています。 刀装具では、花雲形文鉄地七宝象嵌鐔 (伝平田道仁) が残されており、この他にも 小柄 などに優品を見ることが出来ます。 描かれた 天駈ける麒麟は、なんともユーモラスにして、そして楽しそうではありませんか。 麒麟 も蓋の縁に描かれた 雷文 も 共に吉祥の証。 内側張られた 四つ菱小紋の錦 も、穏やかな光を湛えています。 さて、中には何を入れましょうや。
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茨城県土浦市の 土浦市立博物館 では、「今月の刀剣」 にて 脇指一振り と 短刀二振り を展示しています。 3月6日まで展示  ■ 土浦市立博物館 : 茨城県土浦市中央一丁目15-18               029-824-2928   http://www.city.tsuchiura.lg.jp/index.php?code=1836
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近江国貞慎作 滋賀県に鍛錬場を構える 川原貞慎 (さだちか) 刀匠 の 剣 を紹介しましょう。 新作刀剣界では、剣 はなかなか見る機会がありませんが、貞慎刀匠 が、長さ40cmの 優美な剣を鍛えました。 貞慎刀匠の鍛錬場は、木造二階建て ですが、じつは 整地から製材、棟上げ、壁塗り、果ては中の備品に至るまで、全て一人で造り上げられたもの。 ご本人曰わく 「壁の土塗が、一番苦労した」 とのことです。 そんな異彩を放つ 貞慎刀匠 が鍛えた剣、必見の価値有りです。 http://www.kanshoan.com/jpn/swords/n3_sadachika_ken.html
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頼重と光圀 茨城県水戸市の 茨城県立歴史館 では、特別展 「頼重と光圀」 を開催、【重要文化財 太刀 則包】 や 【太刀 吉房】 など、頼重・光圀兄弟ゆかりの品を展示しています。 3月21日まで開催 ■ 茨城県立歴史館 : 茨城県水戸市緑町2-1-15              029-225-4425 http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/index.htm
石川県金沢市の 石川県立美術館 では、コレクション展示 特集展示 「刀剣の美 加州刀を中心に」 を開催、館蔵品、寄託品の中から、正宗 を始めとする鎌倉時代から 室町時代の 比較的よく知られた名刀と、室町時代から江戸時代までの 加賀の地で作られた 加州刀 を約20振り展示します。 2月11日から3月26日まで  ■ 石川県立美術館 : 石川県金沢市出羽町2-1               076-231-7580 http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/index_j.html