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京都府京都市の大覚寺では、同寺に伝わる【重要文化財 太刀 薄緑(膝丸)】の修復を行うため、「太刀『薄緑(膝丸)』結縁プロジェクト」を立ち上げました。これは、同御太刀の白鞘・ハバキ・外箱を新調するもので、勧進によって募った浄財を基にして修復をするものです。 「大覚寺所蔵文化財保存修復事業 の一環として『太刀/薄緑(膝丸)』の修復を決定。白鞘・ 鎺・外箱の新調を進めるにあたり、勧進によって浄財を募る運びとなりました。 勧進とは、社寺や仏像の建立、修理などのために広く人々に、それが善根功徳になると勧めて金品の寄付を募ることです。 また、勧進への参加について、結縁という形を取らせていただきます。結縁とは縁を結ぶこと、皆様に『薄緑(膝丸)』とのご縁を結んで頂き、その証を未来に残したいと考えております。 結縁者のご芳名を記す方法としましては、白木の刀箱に結縁者のご芳名を書き記す方法と、巻子に記し、刀身とともにお納めする方法を用意しております。 今年秋を目処に完成の後は、大覚寺第64世門跡 尾池泰道大僧正猊下御導師のもと、大覚寺にて結縁法会(けちえんほうえ)を奉修。その後、令和2年大覚寺秋季名宝展にて展示予定となっております。」 ■ 太刀 薄緑(膝丸)結縁プロジェクト ■ 申込み期日:令和2年5月11日    https://www.daikakuji.jp/ 太刀 薄緑(膝丸)
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茨城県土浦市の土浦市立博物館では 、「今月の土屋家刀剣」 において、  【刀 銘)浪花金城玉造於御役宅信利造之】  【刀 銘)和泉守藤原兼定】  【刀 銘)源清麿】 の3点を展示しています。 「土浦藩土屋家の刀剣の中から、以下の資料を公開しています。 今月は、近年ゲームや雑誌などで取り上げられた『源清磨』銘の刀をはじめとする、江戸時代後期の刀を展示しています。」 ■ 今月の土屋家刀剣 ■  令和2年5月6日(水曜日)まで展示 ■  ※ 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、4月4日(土)/ 5日(日)は ■    臨時休館となります。 ■  土浦市立博物館 : 茨城県土浦市中央一丁目15-18             029-824-2928 http://www.city.tsuchiura.lg.jp//page/page013311.html
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富山県富山市の森記念秋水美術館では 「刀の誕生日 刻みこまれた歴史ロマン」 を開催  【太刀 銘)備前国左近将監長光(造)】  【短刀 銘)藤原真景】  【太刀 銘)嘉元三年五月日 中原国宗】  【刀 銘)近江守高木住助直】 など、年紀を記した作品を展示します。 「日本刀は平安時代中期から現代に至るまで、約千年の間作られ続けています。その間には数多くの刀工が活躍し、刀を世に送り出してきました。それらは誰もが知る歴史上の人物はもちろんのこと、歴史に埋もれた名もない人々の手にも携えられ、歴史そのものを間近で見てきたのです。 今回の展示では館蔵の名刀の中から、製作年号などを明らかにする銘文『紀年銘』が残る作品を選び、刀が生まれた時代の出来事や文化を合わせてご紹介します。 長い年月を経て現代に残る、名刀の誕生日に思いを馳せて鑑賞をお楽しみください。」 ■ 刀の誕生日 刻み込まれた歴史ロマン ■  令和2年4月1日から5月20日まで開催 ■  森記念秋水美術館 : 富山県富山市石町1丁目3番6号            076-425-5700 https://www.mori-shusui-museum.jp/schedule/
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福井県敦賀市の敦賀市立博物館では、 特集展示「館蔵刀剣資料公開展 若狭冬廣を中心に」 を開催、  【刀 銘)冬廣作】  【短刀 銘)若州住冬廣光正作 】  【槍 銘)若州住藤原冬廣】 など 若狭冬廣を中心とした刀剣・刀剣資料を展示しています。 「当館が所蔵する郷土ゆかりの刀剣を中心に、優れた刀剣や刀装具などを展示公開いたします。」 ■ 館蔵刀剣資料公開展 若狭冬廣を中心に ■  3月24日まで開催 ■  敦賀市立博物館: 福井県敦賀市相生町7番8号                                0770-25-7033 https://www.city.tsuruga.lg.jp/about_city/news_from_facility/gaibu_shisetsu/hakubutsukan/museum.html
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大阪府大阪市の大丸心斎橋店 アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ では、 「入魂の芸術 日本刀展」 を開催、  【刀 薩摩藩臣奥元平】  【刀 無銘 左貞吉】  【刀 肥前国忠広】 など刀剣類や刀装・刀装具を展覧します。 「刀匠が一打一打に魂を込め、鉄を鍛錬して作り上げる伝統芸術 日本刀。 鎌倉時代から伝わる名刀から現代の名匠による美術刀剣まで、太刀、刀、脇指、短刀などを一堂に集めて展観いたします。 また、鍔、縁頭、目貫などの小道具も多数出品いたします。 年に一度のこの機会に、ぜひご来店くださいませ。」 ■ 入魂の芸術 日本刀展 ■ 令和2年3月18日(水)から3月23日(月)まで開催 ■   大丸心斎橋店 ■   アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ :大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1                        大丸心斎橋店 本館8階                        06-6271-1231(代表) https://www.daimaru.co.jp/shinsaibashi/artglorieux/tenran/2020/mar_nihontou/ 刀 無銘 左貞吉
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東京都墨田区の日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館では、 「日本刀の見方 パートⅢ 刃文」 を開催、  【国宝 太刀 銘)信房作】  【国宝 太刀 銘)国行(当麻)】  【重要文化財 太刀 無銘)福岡一文字】  【重要文化財 脇指 銘)宇都宮大明神 相模国住人広光】  【重要美術品 太刀 銘)長谷部国信(からかしわ)】  【重要美術品 短刀 銘)兼友】 など刀剣類32点、刀剣関連資料9点を展示します。 「この度の展示では原点に立ち返り、日本刀鑑賞の基礎たる点にスポットを当てることにいたしました。 近年、増えている若い刀剣愛好家からの声もあり、日本刀はどのように見ればよいのか、どこが見所なのかをわかりやすく示し、日本刀の魅力を存分に楽しんで頂こうと思います。 そこで『日本刀の見方』と題し『姿』『地鉄』『刃文』それぞれに焦点を当て、全3回に分けて日本刀鑑賞のポイントを解説するシリーズ展示を企画しました。 本展覧会では(公財)日本美術刀剣保存協会の所蔵品を中心に各時代の名刀や、彩りを添える刀装・刀装具を展示致します。初心者も玄人も共に肩を並べて心置きなく、名品を御賞翫ください。」 ■ 日本刀の見方 パートⅢ 刃文 ■  2月22日(土)から5月17日(日)まで開催 ■  刀剣博物館:東京都墨田区横網1-12-9 ■        03-6284-1000 https://www.touken.or.jp/museum/exhibition/tabid290.html
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東京都台東区の東京国立博物館では 本館5室・6室 において 、「武士の装い 平安~江戸」 を開催、  【国宝 短刀 銘)行光】  【重要文化財 太刀 大和物(号 獅子王)】  【重要文化財 太刀 福岡一文字貞真】  【重要文化財 太刀 古備前吉包】  【重要文化財 薙刀 長船景光】 をはじめ、刀剣・刀装・甲冑・装束など44点の作品を展示しています。 「平安時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。 刀剣は、加賀前田家に伝来した『国宝 短刀 銘)行光』をはじめ、刀身と刀装が揃っているものを中心に、様々な形式や時代の刀装を紹介します。 甲冑は、室町時代の上級武将の華やかな装いを伝える重要文化財『黒韋肩妻取威胴丸』をはじめ、胴丸・腹巻・当世具足や兜の代表的なものを展示します。」 ■ 武士の装い 平安~江戸 ■  令和2年2月11日(火)~ 4月26日(日)まで開催 ■  東京国立博物館 : 東京都台東区上野公園13-9           03-3822-1111 https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5919 国宝 短刀 銘)行光
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愛知県岡崎市の三河武士のやかた家康館では、 企画展「武士の心根 拵 柳生・尾張を中心に」 を開催、  【黒菜種塗鞘柳生脇指拵】  【梨地丸揚羽蝶紋散金蒔衛府太刀拵】  【銀鞘桐紋太刀拵】  【巻貝研出鞘柳生大小拵】  【黒漆霞紋鞘大小拵】 など、柳生拵や尾張拵等を展示しています。 「拵は『武士の顔と心根』といわれるように、武士ひとりひとりの権威や性格を表す非常に興味深い資料であります。江戸時代にはいると、拵は実戦用の道具としての範囲を超えて、儀式用に用いるものや登城・普段使い用、あるいは美術品として重宝されるなど、時代や流行に合わせて様々なものが考案されました。さらには、それぞれの地方の文化や地域性を取り入れた『お国拵』と呼ばれるものも作られるようになりました。 今回の展覧会では、お国拵の中でも、地元である愛知県の『柳生拵』と『尾張拵』に焦点をあて、その特徴を作品とともに紹介します。」 ■ ヱ武士の心根 拵 柳生・尾張を中心に ■  令和2年4月12日(日)まで開催 ■  三河武士のやかた家康館 : 愛知県岡崎市康生町561番地               0564-24-2204 https://okazaki-kanko.jp/okazaki-park/program/3633
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千葉県印旛郡栄町の千葉県立房総のむら:風土記の丘資料館では、 トピックス展「刀剣と甲冑の世界」 を開催、同館所蔵の刀剣類や甲冑を展示しています。 「近年、刀剣などの武具がアニメ等で脚光を浴びています。そこで、刀剣や甲冑について正しく理解してもらうために、実物資料をもとに素材や制作工程をわかりやすく紹介します。」 ■ 刀剣と甲冑の世界 ■ 令和2年3月8日まで開催 ■   千葉県立房総のむら : 千葉県印旛郡栄町龍角寺1028             0476-95-3333 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/MURA/contents/1552367056792/index.html
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大阪府堺市の堺市立東文化会館では、 企画展「日本の甲冑・武具・武器展 武家社会の文化より」 を開催  【短刀 資正】  【刀 井上和泉守国貞】 など、堺で作られた武具を展示します。 「日本の甲冑は、戦いの道具であると共に、武士の象徴としての役割がありました。時代を超え、武器や戦闘形式の変化により常に改良が加えられると共に、華やかさも求められました。 この展覧会では高度な技術を駆使して作られた日本伝統の美と凛とした武士の魂を体感していただきます。なお本展では、堺が日本最大の生産地であった火縄銃や、堺で活躍した刀工が作った日本刀なども展示します。」 ■ 日本の甲冑 武具 武器展 ■ 令和2年2月10日から3月22日まで開催 ■   堺市立東文化会館 : 大阪府堺市東区北野田1084-136                                   072-230-0134 https://www.sakai-bunshin.com/event/20200210/
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徳島県海部郡海陽町の阿波海南文化村 海陽町立博物館では、 企画展「日本刀の源流 東北の刀」 を開催、舞草・宝寿・月山などの奥州刀を展示しています。 「舞草、宝寿、月山など普段四国では見る機会の少ない奥州刀を展示します。 日本刀の源流の一つともいわれる奥州刀を是非ご覧ください。」 ■ 日本刀の源流 東北の刀 ■ 令和2年2月23日まで開催 ■ 海陽町 阿波海南文化村:徳島県海部郡海陽町四方原字杉谷               0884-73-3100 https://www.town.kaiyo.lg.jp/bunkamura/
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岡山県瀬戸内市の備前長船刀剣博物館では、 テーマ展「県内外の赤羽刀展」 を開催、岡山県やその近県に譲渡された赤羽刀40振りを展示します。 「大東亜戦争直後に連合国軍が武装解除を目的に行った刀剣類の接収時に 多くの日本刀が消えていきました。昭和20年、関東一円からは数十万口という単位で東京都の赤羽に集められた刀が廃棄される運命でしたが、刀剣関係者の努力により美術的価値の高いもの約5,500口が日本政府に返還されました。これらの刀は、集められた場所の名をとり『赤羽刀』と呼ばれていますが、長らく日の目を見ることがありませんでした。 その後、国の方針が策定され、平成11年には展示や活用を目的にその多くが全国の公立博物館に無償譲与されることになり、当館も100口を超える赤羽刀を譲り受けています。 今回のテーマ展では、この時に岡山県や香川県に渡った赤羽刀の中の40口を展示いたします。それぞれの刀の素晴らしさとともに、先人たちのたぐいまれなる努力によって過酷な運命の淵から正に蘇ったといえる縁にも思いを馳せて頂きながらご鑑賞願えれば幸いです。」 ■ 県内外の赤羽刀 ■  令和2年2月1日(土曜日)から3月29日まで(日曜日)開催   ■ 備前長船刀剣博物館 : 岡山県瀬戸内市長船町長船966             0869-66-7767 http://www.city.setouchi.lg.jp/token/tenji/index.html
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長崎県島原市の島原城では 「新春刀剣展」 を開催、  【長崎県有形文化財 神気】  【長崎県有形文化財 神息】 など、島原藩松平家にまつわる刀剣13振りを展示しています。 「島原七万石藩主として長年幕末まで続いた松平家。その松平家に伝わる宝刀で現在は長崎県指定有形文化財の『神気』と『神息』。 毎年、年に一度の短い期間だけお披露目しております。」 ■ 新春刀剣展 ■  令和2年1月26日まで開催 ■  島原城観光復興記念館展示ホール : 長崎県島原市城内一丁目                   0957-62-4766 https://shimabarajou.com/%e3%80%90%e6%96%b0%e6%98%a5%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e3%80%91%e5%b3%b6%e5%8e%9f%e5%9f%8e%e5%88%80%e5%89%a3%e5%b1%95-2/
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岩手県一関市の一関市博物館では、 新春名品展「佐野美術館の名刀 備前」 を開催、  【重要文化財 太刀 銘)長元】  【重要美術品 太刀 銘)光忠】  【重要美術品 太刀 銘)長光】 など、佐野美術館所蔵の備前刀5振りを展示しています。 「新春を飾る展示として、佐野美術館(静岡県)が所蔵する、鎌倉時代を代表する備前鍛冶の名刀5口(重要文化財を含む)を紹介いたします。この機会に、是非お越しください。」 ■ 佐野美術館の名刀 備前 ■  令和2年2月16日まで開催 ■  一関市博物館 : 岩手県一関市厳美町字沖野々215          0191-29-3180 https://www.city.ichinoseki.iwate.jp/museum/news/article.php?p=254
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福島県いわき市のいわき市暮らしの伝承郷では、 展示会「磐城平藩安藤信正公生誕二百年記念 磐城と日本刀展」 を開催、 【太刀 銘)(菊紋)八幡宮 根本和泉守藤原国虎】 など、磐城平藩にまつわる刀剣等を展示しています。 「磐城平藩 安藤信正公の生誕200年を記念して刀剣の展示会を行います。」 ■ 磐城と日本刀展 ■ 令和2年1月19日まで開催 ■ いわき市暮らしの伝承郷 : 福島県いわき市鹿島町下矢田字散野14-16               0246-29-2230 http://www.denshogo.jp/
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茨城県土浦市の土浦市立博物館では 、「今月の土屋家刀剣」 において、  【刀 無銘(延寿)(鎌倉時代末期)】  【刀 無銘(延寿)(南北朝時代初期)】  【脇指 壽命(江戸時代)】 の3点を展示しています。 「今月は、延寿をはじめとする、めでたい名前の刀を展示しています。」 ■ 今月の土屋家刀剣 ■ 令和2年2月16日まで展示 ■  土浦市立博物館 : 茨城県土浦市中央一丁目15-18             029-824-2928 http://www.city.tsuchiura.lg.jp//page/page012940.html
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徳島県徳島市の徳島県立博物館では、部門展示に於いて「博物館所蔵の刀剣」を開催、  【刀 銘)泰長】 など、同博物館が所蔵する 徳島にゆかりの深い刀剣16口を展示しています。 「古刀では、阿波の刀工の泰長、泰吉、長船彦兵衛尉祐定の駐槌刀を展示します。新刀・新々刀では、徳島藩医の家に伝えられた国広のほか、阿波刀工の国綱、盛綱、永次、国吉、氏吉などを展示します。 また『海部庖刀』と呼ばれる、刀身銘のある、独特の造りこみの作品も紹介します。ぜひご覧ください。」 ■ 博物館所蔵の刀剣 ■ 令和2年2月16日まで開催 ■   徳島県立博物館 : 徳島県徳島市八万町向寺山           088-668-3636 https://museum.tokushima-ec.ed.jp/exhibitions.html
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宮城県塩竃市の鹽竈神社博物館では、 新春特別展「仙台藩の名工 国包」 を開催、 【脇指 銘)山城大掾藤原国包】 など、歴代国包の作品約40点を展示しています。 「仙台藩を代表する刀工、国包。 特に江戸時代前期に活躍した初代国包は名工の誉れ高く、その作風は歴代によって継承されたほか、多くの刀工に影響を与えました。 本展では、初代国包を中心として歴代の国包の作品、約40点を展示し、その作風と見どころを紹介します。」 ■ 塩仙台藩の名工 国包 ■  令和2年1月26日まで開催 ■  鹽竈神社 : 宮城県塩竈市一森山1-1          022-367-1611 http://www.shiogamajinja.jp/topics/202001museum.html
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神奈川県横浜市の馬の博物館では、 テーマ展「中川コレクション 刀装具に描かれた馬のおはなし」 を開催、 【駒曳図三所物 脇後藤】 【八島合戦図鐔 浜野】 【業平東下り目貫 伝後藤程乗】 など、馬を題材にした刀装具を展示しています。 「本展覧会では、馬に特別な好奇心を抱えていた故中川洋一氏が収集された刀装具、コインを中心とする同コレクションの中から、『馬のおはなし』を題材とした美術工芸品としての刀装具を展示します。 同コレクションには、目貫、笄、小柄、鐔、縁頭といった刀装具が200点以上あり、単に馬の姿形を描くだけでなく、日本の合戦や物語、中国の三国志や伝説、あるいは駒曳猿(こまひきさる)といった古来の信仰、風習など、馬に関わるおはなしを題材にした作品があります。 今回の展示を通して、刀装具の美術工芸品としての美しさだけではなく、馬のおはなしを楽しんでいただければ幸いです。」 ■ 刀装具に描かれた馬のおはなし ■  令和2年2月16日まで開催 ■  馬の博物館 : 神奈川県横浜市中区根岸台1-3         045-662-8105 https://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/event/event_20191206_2.html
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埼玉県狭山市の狭山市立博物館では、 冬季企画展「日本刀の美 研師 森井鐵太郎~技をつたえる」 を開催、研師 森井鐵太郞氏が研いだ青江・長船・来各派の刀剣類を展示します。 「日本刀は、美しく良く斬れることから世界的にも高く評価されています。その製作方法は古来より培われてきた日本の伝統技術の集大成といえ、武器としてだけではなく、歴史的な美術品として、今なお見る人々を魅了しています。 本展では、刀身の地鉄と刃文を美しく見せるための『研ぎ』に焦点をあて、狭山市在住の研師、森井鐵太郞氏が研磨した刀剣を展示します。また、職人たちによる刀の製作過程や作業の様子もあわせて紹介します。 洗練された日本刀の美と技をご堪能ください。」 ■ 日本刀の美 研師 森井鐵太郎 技をつたえる ■ 令和2年1月11日から2月16日まで開催 ■ 狭山市立博物館:埼玉県狭山市稲荷山1丁目23番地1            04-2955-3804 http://sayama-city-museum.com/exhibition/
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福井県福井市の福井市立郷土歴史博物館では、 企画展「大名家の蔵刀と五ヶ伝」 を開催、  【短刀 銘)国光(相模)】  【短刀 銘)来国光】  【太刀 銘)包平】  【太刀 銘)備州長船近景】  【刀 銘I越前国兼植】 などの刀剣類29点を展示しています。 「武家にとって刀剣は武の象徴として重んずべきもので、宝物として代々伝承されたり、重要な儀礼等での贈答の品として大名家間を行き来したりしました。 こういった御道具としての刀剣は、主に室町時代以前に作られた古刀が用いられましたが、この古刀の主要な産地として有名なのが大和・山城・備前・相模・美濃の五カ国で、その産地独特の作風は近代には『五ヶ伝』とよばれて刀剣鑑定の要諦となりました。 五ヶ伝の用語それ自体は古いものではありませんが、室町時代にはすでに大和物・山城物などの呼称があり、産地による作風の別は認識されていました。 今回は福井の殿様・越前松平家が所蔵していた刀剣を中心に、五ヶ伝の作品や、地元福井の刀工の作品を紹介いたします。」 ■ 大名家の蔵刀と五ヶ伝 ■  1月19日まで開催 ■  福井市立郷土歴史博物館 :福井県福井市宝永33丁目12-1                0776-21-0489 http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/
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京都墨田区の日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館では、 「第65回 重要刀剣等新指定展」 を開催、  【短刀 銘)来国光】  【脇指 銘)長谷部国重】  【短刀 銘)大和尻懸住則長作之】  【刀 銘)宝寿】  【刀 銘)繁慶】  【短刀 銘)筑州住国弘作】 など 刀剣類37点、刀装・刀装具37点を展示します。 「(公財)日本美術刀剣保存協会の審査事業は、日本刀の調査保存を目的に、昭和23年より行われ、現在では真偽鑑定を主目的とする基本の保存審査を第一義とし、より美術工芸品としての格づけを重視した審査として、特別保存、さらには重要刀剣等、特別重要刀剣等といった段階を設け審査を行っています。うち重要刀剣等審査は、作品の正真はもちろん資料性や健全性を兼備した完成度の高い美術品として、優作であることの指定であり、毎年一回欠かすことなく審査は継続され今日に至っております。 日本刀の高い品格と真摯なるくろがねの美を、そして刀装・刀装具にあらわれた工芸美の粋を心ゆくまでご鑑賞ください。」 ■ 重要刀剣等新指定展 ■  1月11日から2月16日まで開催 ■  刀剣博物館:東京都墨田区横網1-12-9 ■        03-6284-1000 https://www.touken.or.jp/museum/exhibition/exhibition.html
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静岡県三島市の佐野美術館では 「名刀への道」 を開催、   【国宝 太刀 銘)正恒】  【国宝 薙刀 銘)備前国長船住人長光造】  【重要文化財 太刀 銘)成高】  【重要文化財 太刀 銘)豊後国行平作】  【重要文化財 太刀 銘)宝寿】  【重要文化財 短刀 銘)吉光】 など、国宝・重要文化財を含む刀剣類約40点を展示します。 「日本刀が完成したのは、平安時代後期と考えられています。この時代は刀剣だけでなく、日本の自然を描いたやまと絵、貴族文化を反映した和様彫刻、かな文字で編まれた物語など、様々な分野で日本独自の表現が生まれ、国内に広まっていきました。新しいものを生み出す時代の空気が、大陸からもたらされた直刀から脱し、反りや鎬といった特徴を持つ日本刀の誕生に一役買ったのかもしれません。 日本刀誕生期には、伯耆の安綱、豊後の行平、備前の包平などの名だたる刀工が活躍しました。それらの刀剣には、誕生間もない時代特有の力強さが溢れ、今でも多くの人々を惹きつけています。本展ではこれらの名工が活躍した平安時代後期から鎌倉時代にかけての刀剣を中心にご覧いただきます。 また、12世紀以前に日本で造られていた刀剣はどのようなものだったのか。直刀や蕨手刀といった現存する刀剣をもとに概観し、日本刀誕生までの道のりを紹介します。」 ■ 名刀への道 ■  1月7日から2月16日まで開催 ■  佐野美術館 : 静岡県三島市中田町1-43                           055-975-7278 https://www.sanobi.or.jp/exhibition/sword_2019/