岡山県瀬戸内市の 備前長船刀剣博物館 では、特別展 「第6回お守り刀展覧会」 を開催、 現代刀匠による 新作のお守り刀 40余振り を展示しています。 『わが国には、昔から、神を敬い、祟りする 生霊・悪霊 に対する 畏怖の念から生じた民俗信仰がありました。 それに対して刀剣には、邪を払う力があるという考えがありました。 その表れの一つが お守り刀です。 新生児が誕生した際に お守り刀を与える習慣があります。 嬰児を人的な危害からではなく、悪霊など魔性のものから守り、健やかな成長を願う思いが 込められたものです。 逝去の際に遺体に刀剣を抜きかけて置くことも 同じような意味からの習慣です。 このように私たちの生活の中に息づいている刀剣、それは、私たちの精神文化を示す一つの証と言えましょう。』 ■ 第6回お守り刀展覧会 12月25日まで開催 備前長船刀剣博物館 : 岡山県瀬戸内市長船町長船966 0869-66-7767 http://www.city.setouchi.lg.jp/~osa-token/exhibitions/index.htm 備前長船刀剣博物館
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11月 6, 2011の投稿を表示しています
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京都府京都市の 京都国立博物館 では、特別展覧会 「細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-」 を開催、【国宝 太刀 豊後行平】【重要文化財 太刀 守家造】 など、350余点(前期展示を含む) を展示しています。 重要文化財 豊後行平 慶長5年(1600)の関ヶ原合戦を控え、石田三成軍に攻められ、丹後田辺城に籠城した細川幽斎は、古今伝授を伝える数少ない人物であったため、その死をおそれた後陽成天皇は、烏丸光広らを勅使として田辺城に遣わし、勅命による講和を促した。 講和が成立し、その労を謝して、幽斎から烏丸光広に贈られたのが、この 豊後国行平作の太刀 と伝える。 行平は平安時代から鎌倉時代初期に 豊後国(大分県)に住した刀工で、九州・英彦山の 僧定秀 の弟子といわれる。烏丸家から出たものを細川護立が見出して収蔵に加えた。 ■ 細川家の至宝-永青文庫コレクション 11月23日まで開催 京都国立博物館 : 京都市東山区茶屋町527 075-525-2473 http://hosokawa2011.exh.jp/
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愛知県名古屋市の 徳川美術館 では、「武家のシンボル 武具・刀剣」 を開催、【国宝 太刀 来孫太郎作】 【短刀 名物不動正宗】 など、刀剣・刀装具・武具47点を展示しています。 大名道具は、公的な場で用いられる 「表道具」 と、私的な場で用いられる 「奥道具」 に二分されます。 武具は、武家にとって表道具の中でも 最も重要な道具でした。 なかでも刀剣は 「武士の魂」 と言われるとおり、精神の象徴として貴重視され、諸道具の中でも 最も高い格式が与えられていました。 また大名家では毎年正月11日、書院に甲冑を飾り、旗や幟を立てて祝うことが 年中行事として行われていました。 ■ 武家のシンボル 武具・刀剣 12月11日まで開催 徳川美術館 : 愛知県名古屋市東区徳川町1017 052-935-6262 http://www.tokugawa-art-museum.jp/artifact/room1/index.html