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4月 22, 2012の投稿を表示しています
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鹿児島県鹿児島市の 照國神社 では、明治10年の 西南戦争 の混乱期から行方不明になっていた 同神社縁の太刀 【銘) 正國六十三代孫波平住大和守平朝臣行安】 を展示しています。 本太刀は、平成22年11月 警視庁より、照國神社の木札のついた刀剣があるとの紹介があり、当神社にて調査した結果、近衛家(従一位近衛忠凞公)が 照國神社御鎮座を寿(ことほ)ぎ、本殿の威儀用太刀として 奉納されたものであることが判明しました。 西南戦争の時の略奪品の一振りと推察され、この件を警視庁に報告。 これが認められ、昨年当神社に返還されたものです。 「波平宗家六十三代行安の太刀で、元治2年(1865)の作である。 行安は文化7年(1810)に生れ、のち大和介、大和守に任ぜられており、新々刀期の波平を代表する刀工で、明治15年(1882)に没した。 行安は この作刀の前年 禁裏御用のため上京しており、この時に鍛刀したものであることが 銘文からわかる。 本太刀には 近衛牡丹紋散らしの糸巻太刀拵 が付属しており、行安が近衛家のために作刀したという伝来を首肯するもので、その後近衛家から 当神社へ奉納されたものと考えられる。」 ■ 正國六十三代孫波平住大和守平朝臣行安 ■ 6月27日まで開催 ■ 照國神社 :鹿児島県鹿児島市照国町19-35 099-222-1820 http://www.terukunijinja.jp/page200979.html
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東京都台東区の 東京国立博物館 では、平成館 企画展示室 において、 「幻の動物 麒麟」 を開催、【後藤一乗金具作 梨地桐竹鳳凰文蒔絵宝剣】など、伝説の動物 麒麟 を主題とした 美術工芸品27点を展示しています。 「麒麟は、古代よりおめでたい動物として、美術品の中に表されました。 正倉院にも麒麟が表された宝物があります。 日本では麒麟が主役となることは稀で、工芸品の文様や 装飾として表されるのがほとんどですが、平安時代後期に描かれた 京都・高山寺所蔵の 鳥獣人物戯画巻 に登場するのは、注目されます。 この展示では麒麟のほか、龍や鳳凰など他の幻の動物、また、明治時代の初めに、西洋からもたらされた情報をもとに描かれた 実在するキリンの姿も紹介します。」 ■ 幻の動物 麒麟 ■ 5月27日まで開催 ■ 東京国立博物館 : 東京都台東区上野公園13-9 03-3822-1111 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1462
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東京都練馬区の 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 では、収蔵品企画展 「刀装具」 を開催、鐔 や目貫 など、刀装具のコレクション約120点を展示します。 「実用であった刀剣が、江戸期になって 次第に観賞用にも用いられるようになったことを背景に、刀装具にも 高度な技術による多彩な意匠が施され、デザインも工夫されるようになりました。 当館収蔵品の日本刀1点も展示します 」 ■ 刀装具 ■ 4月28日から6月3日まで開催 ■ 石神井公園ふるさと文化館 : 東京都練馬区 石神井町5-12-16 03-3996-4060 http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/event/bunka/tousougu.html
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岡山県岡山市の 岡山県立博物館 では、企画展 「日本刀名品選」 を開催、【重要文化財 太刀 銘)則宗】【重要文化財 太刀 銘)長光】 など、備前刀の名品9振りを展示します。 「日本刀は 鉄の芸術 とも呼ばれ、世界的にも高く評価されています。 岡山県は、かつて日本一の刀剣生産地として栄えました。 特に 岡山県南東部の備前は、日本刀の五大生産地(山城・大和・相模・美濃・備前)の一つとして知られ、多くの名刀を生み出したことから、 備前長船 は名刀の代名詞にもなっています。 今回は、備前刀の名品9口を展示しました。 日本刀の主役といえる 備前刀の魅力を存分に御堪能ください。」 ■ 日本刀名品選 ■ 4月26日から6月3日まで開催 ■ 岡山県立博物館 : 岡山県岡山市北区後楽園1-5              086-272-1149 http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/hakubu.htm 重要文化財 則宗
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広島県広島市の 広島県立美術館 では、NHK大河ドラマ50年特別展 「平 清盛」 を開催、【国宝 古神宝類 宝相華文螺鈿平塵飾太刀】【重要文化財 錦包籐巻太刀・錦包籐巻腰刀】 など、平安末期の文化を象徴する 美術・工芸品240点を展示しています。 「今 から900年前、貴族政治が衰退して 混迷を深めた平安末期に、平清盛は 瀬戸内の海賊を束ねて 武家の棟梁となり、太政大臣にまで昇り詰めます。 国を豊かに するために日宋貿易を行う一方、海に浮かぶ華麗な厳島神社を造営し、一族の繁栄を願って 平家納経 を奉納するなど、数多くの荘厳な宗教美術を生み出しました。 この展覧会では、世界遺産・厳島神社に伝えられる多数の至宝をはじめ、この時代を生きた人々の 肖像画や書、主要な源平合戦を描いた絵画のほか、平安末期の文化を象徴する 美術・工芸品などを展示し、平清盛が活躍した時代を紹介します。」 ■ 平清盛 ■ 6月3日まで開催 ■ 広島県立美術館 : 広島県広島市中区上幟町2-22 082-221-6246 http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/special/index.php?mode=detail&id=67#goods
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宮崎県えびの市の 島内地下式横穴墓群 より出土した 銀象嵌龍文大刀 を含む出土品1029点が、重要文化財に指定される運びとなりました。 銀象嵌龍文大刀は 全長98.6cmの直刀、ハバキ元に 銀象嵌の技法で龍が描かれています。 この他墓群からは、蛇行剣10点や短甲5点、なども出土しています。 ■ 島内地下式横穴墓群 : 宮崎県えびの市大字島内字平松/杉ノ原 http://www.geocities.jp/katsu_immr/Old-Street/MasakiKofun.htm