福井県福井市の福井市立郷土歴史博物館では、企画展「大名家の蔵刀と五ヶ伝」を開催、
 【短刀 銘)国光(相模)】
 【短刀 銘)来国光】
 【太刀 銘)包平】
 【太刀 銘)備州長船近景】
 【刀 銘I越前国兼植】
などの刀剣類29点を展示しています。

「武家にとって刀剣は武の象徴として重んずべきもので、宝物として代々伝承されたり、重要な儀礼等での贈答の品として大名家間を行き来したりしました。
こういった御道具としての刀剣は、主に室町時代以前に作られた古刀が用いられましたが、この古刀の主要な産地として有名なのが大和・山城・備前・相模・美濃の五カ国で、その産地独特の作風は近代には『五ヶ伝』とよばれて刀剣鑑定の要諦となりました。
五ヶ伝の用語それ自体は古いものではありませんが、室町時代にはすでに大和物・山城物などの呼称があり、産地による作風の別は認識されていました。
今回は福井の殿様・越前松平家が所蔵していた刀剣を中心に、五ヶ伝の作品や、地元福井の刀工の作品を紹介いたします。」

■ 大名家の蔵刀と五ヶ伝
■ 1月19日まで開催
■ 福井市立郷土歴史博物館 :福井県福井市宝永33丁目12-1
               0776-21-0489
http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/

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