大阪府大阪市の 大阪歴史博物館 では、第77回特集展示 「装剣奇賞出版230年記念 -刀装 根付 細密工芸の華」 を開催、装剣奇賞に掲載された職人の手による 刀装具、根付、絵画など 約110点を展示しています。

「天明元年(1781)に大坂で出版された 装剣奇賞 は、現在に至るまで 数多くの関連書に影響を与えてきましたが、同書そのものや 筆者 稲葉通龍 について顧みられる事はほとんどなく、大阪の偉人でありながら 埋没した存在となっていました。 本展では、大坂で成立した同書に着目し、名を掲載された職人の手になる 刀装具、根付、絵画 など、約110点を展示します。
特に今回の展示では、同書の冒頭に紹介されている 金工の名門 後藤家 が手がけ、大阪の豪商 鴻池家に伝来した 刀装具6作品や、大名家に伝来した 3作品などの名品が展示される他、大坂の画家であり 根付も嗜んだことで知られる 吉村周山 の絵画作品と根付作品が、同時に展覧される初の機会であるなど、大阪にちなんだ見所も満載です。」

■ 刀装 根付 細密工芸の華
4月2日まで開催
大阪歴史博物館 : 大阪市中央区大手前4丁目1-32
06-6946-5728
http://www.mus-his.city.osaka.jp/

装剣奇賞 住吉大社奉納本

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