東京都港区の 根津美術館 では、特別展 「ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画」 を開催、【青海波塗芦蒔絵短刀拵】【蜻蛉蒔絵鐔】 など139点を展示しています。

「文化4年(1807)、江戸に生まれた是真は、11歳から蒔絵の技を習得し、16歳より四条派の絵画を学びました。 ことに蒔絵では、その高い画技と蒔絵の技をもって、従来は分業されてきた下絵から蒔絵までの製作過程を、自らの手で一貫して行ないました。 洒脱でウィットに富んだデザインと、複雑な漆工技術を融合させた是真の製作態度は、近代の工芸家の嚆矢ともいわれています。
さらに是真は、漆で絵を描く 漆絵 という、絵画と漆の技をあわせた作品も生み出し、その活動は絵画・工芸の枠を超えてゆきます。
本展では、国内に伝わった作品約140点を一堂に集め、柴田是真の仕事の全貌をたどる機会としました。 謹厳な職人気質と、旺盛な探究心によって生み出された魅力あふれる作品の数々を お楽しみくだされば幸いです。」

■ ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画
12月16日まで開催
根津美術館 : 東京都港区青山6-5-1
           03-3400-2563
http://www.nezu-muse.or.jp/index.html

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