愛知県名古屋市の 徳川美術館 では、春期特別展 「漆の美 -彫漆・螺鈿・蒔絵-」 を開催、【国宝 初音蒔絵刀掛】 など尾張徳川家伝来の さまざまな漆工芸品の美を紹介しています。

■ 漆の美 -彫漆・螺鈿・蒔絵-
 5月26日まで開催
■ 徳川美術館 : 愛知県名古屋市東区徳川町1017
            052-935-6262
http://www.tokugawa-art-museum.jp/planning/h25/04/index.html


「寛永16年(1639)三代将軍家光の当時唯一の実子であった千代姫が、わずか満2歳で尾張徳川家に嫁入りした際の婚礼調度で、作者・製作年・所用者・伝来などが明確な最高峰の基準作としても貴重です。 意匠は 『源氏物語』 初音の帖に基づき、和歌「年月を松にひかれてふる人に今日鶯の初音聞かせよ」の歌文字の金銀彫金が 風景や岩の稜線に隠されています。 高く盛り上げた高蒔絵に、地中海産とみられる 赤い宝石珊瑚の紅梅の花が鮮やかです。」

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