東京都港区の サントリー美術館 では、企画展 「もののあはれと日本の美」 を開催、【重要文化財 春日野図鐔 銘)城州伏見住金家】 など、自然の美しさを描いた作品146点を展示しています。

「平安時代から使われてきた「もののあはれ」という言葉は、現代を生きる私達にも 雅な響きをもって耳に届きます。 人生の機微や四季の自然の移ろいなどに触れた時に感ずる、優美で繊細なしみじみとした情趣を意味し、今私たちが心癒される美しさと無縁ではありません。
 『古今和歌集』 や 『源氏物語』 に代表されるように、古来、日本人は自然の美しさに人生の喜びや哀感を託して和歌を詠み、物語を紡いできました。 とくに平安時代からの貴族の暮らしの中で、春の桜、秋の紅葉や秋草、鶯や時鳥などの季節の移り変わりを告げる鳥、夜空に輝く月や冬に降り積む雪が、「もののあはれ」を誘う風物としてこよなく愛されてきたことは、各時代の文学や、芸術作品に明らかです。
本展覧会では、自然の美しさを描いた絵巻や屏風、漆工や陶磁器などから平安時代以来の美術の流れを辿り、日本の美の根底に息づく「もののあはれ」をめぐる美的理念や、自然の移ろいに心動かされた人々の思いを明らかにしていきます。」

■ もののあはれと日本の美
6月17日まで開催
サントリー美術館 : 東京都港区赤坂9-7-4
■■■■■■■■■■■■■■■東京ミッドタウン ガーデンサイド
              03-3479-8600
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_2/?fromid=topmv

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