東京都渋谷区の 日本美術刀剣保存協会 刀剣博物館 では、企画展 「江戸の刀剣・刀装具 -作家たちの好奇心」 を開催、【重要刀剣 短刀)越前国康継】 【重要刀剣 刀) 同作彫之長曽祢興里虎徹入道】 など刀剣類26振り、刀装具36点を展示します。

「徳川氏によって江戸幕府が開かれてより、様々な作家たちが活動の場を江戸に移しました。 刀工や金工、鞘師や塗師など刀剣に携わる作家たちもまた同様でした。 刀剣史上、こうした製作地や流通経路の変化、また新しい帯刀制度等による様式の変化など、諸状況より慶長年間を境に 以降の日本刀を新刀と呼称しています。 慶長頃より盛んに制作された刀剣ですが、世の泰平とともに 元禄頃よりその制作は減少します。 その後、幕末に至り国内外での多事多難に合わせて 刀剣製作も活発になり、この頃の刀剣を新々刀と称しています。
また刀剣に関連し、刀装金工たちも江戸に続々と集まりました。 横谷派より興った町彫りは自由闊達な気風を受けて様々な工人・流派を生み、幕末には壮大な江戸金工の世界へと発展していきました。
この徳川幕府の時代、お膝元である江戸の地で活躍した作家たちが、何に惹かれて各々の作風を花開かせていったのか、刀工・金工の両軸を交差させながら楽しんでみてはいかがでしょうか。」

現代の刀工と刀職
6月18から9月29日まで開催
刀剣博物館 : 東京都渋谷区代々木4丁目25-10
         03-3379-136~8
http://www.touken.or.jp/museum/index.html

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