静岡県三島市の 佐野美術館 では、「生誕200年記念 清麿展」 を開催、【太刀 銘)為窪田清音君 山浦環源清麿製】 【大小 銘)源清麿】 など約50点を展観します。

「源清麿は、幕末に活躍した日本刀の名匠です。 清麿の魅力は、澄んだ地鉄の柔らかさと、刃文の躍動感にあります。 澄んだ地鉄は 良質の鉄を使い、その鉄の性質を十分に活かす熟練した腕を、刃文の躍動感は 作刀に生涯をかけた清麿という刀工の心意気を感じさせます。
清麿は文化10年(1813)信州小諸藩の郷士の次男として生まれ、兄の影響で作刀を始めました。婿養子に入り一男をもうけましたが、刀への情熱を捨てきれず、妻子を郷里に残し江戸に出て、作刀修行に邁進しました。そして清麿の刀は多くの人々の求めるところとなったのです。
しかし人気絶頂の中、嘉永7年(1855)清麿は四谷の自宅で自らの命を絶ちました。 その原因については多くの憶測が飛び交いましたが、今なお謎のままです。
清麿が18歳で作刀の道に入り42歳で自ら死を選ぶまで、ひたすらに歩み続けた刀の道。その中で生み出された選りすぐりの名刀約50点を一堂に展示します。」

■ 生誕200年記念 清麿展
8月31日から10月6日まで
佐野美術館 : 静岡県三島市中田町1-43
           055-975-7278
http://www.sanobi.or.jp/exhibition/kiyomaro_2013/

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