東京都台東区の 東京藝術大学大学美術館 では、永田和宏退任記念展 「和鉄 たたらと鍛冶」 を開催、永田式たたら炉を用いて砂鉄と炭から和鉄を作るほか、鍛冶の実演を行います。

「和鉄でつくった日本刀には、刀文の中に沸や匂い、移りや地景など、表面に美しい模様が現れます。 しかし現代の鋼では、この和鉄特有の趣を醸し出すことはできません。
また和鉄は現代の鋼に比べて、さびにくい特性があります。 鍛冶作業では簡単に鉄と鉄が鍛接でき、炭素濃度が高いにもかかわらず、餅のような柔らかい 粘りのある鋼を生み出すことが出来ます。
この和鉄の不思議な性質はなぜ生じるのでしょうか。 私は三十年間、和鉄の世界を探求してきました。 退任記念展では、その研究成果の集大成として、和鉄の神秘を解き明かします。 」

■ 和鉄 たたらと鍛冶
■ 3月16日から21日まで開催
東京藝術大学大学美術館 : 東京都台東区上野公園12-8
                      050-5525-2200
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2013/watetsu/watetsu_ja.htm

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