東京都渋谷区の 日本美術刀剣保存協会 刀剣博物館 では、特別展 「大坂の刀剣」 を開催、【重要文化財 刀 銘)越前守助広】 【重要美術品 刀 銘)於大坂和泉守国貞】 など刀剣類27振り、刀装・刀装具36点を展示しています。

「大坂の地は、元和偃武を迎えてからの経済発展が著しく、17世紀後半には 全国経済の中心地として 天下の台所 と呼称されるまでになり、新天地を求めて 大坂へ移住した刀工は少なくありません。 江戸とは異なる芸術文化が発展し、刀剣では波濤を描いた刃文や濃密な刀身彫刻など、従来には見られない装飾性豊かな華やいだ作風が創成されました。 さらに、商業性が進んでいたことにより職人の細分化が行われ、鍛冶屋や金工師の他にも専門の彫物師など多くの職人が活躍する土壌が培われていました。
このような大坂の風土で醸成され続けてきた芸術の華を本展覧会で感じて頂ければ幸甚です。」

■ 大坂の刀剣
 10月26日まで開催
 刀剣博物館 : 東京都渋谷区代々木4丁目25-10
          03-3379-136~8
http://www.touken.or.jp/museum/index.html

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