茨城県笠間市の 茨城県陶芸美術館 では、企画展 「いばらき工芸大全Ⅱ 金工の巻」 を開催、【萩谷勝平 龍図鐔】【海野勝珉 還城楽図額】 など、水戸金工を含む作品約160点を展示しています。

「江戸時代半ばに興隆した水戸金工と呼ばれる刀装具の技は、廃刀令により需要を失った明治以降も、海野勝珉 らの活躍により 近代の金工作品の製作に継承されたことが注目されます。 刀装具製作の技を身につけていた勝珉は、その技に更に磨きをかけて 博覧会出品に合わせた作品の製作を行い 受賞を重ねる一方、岡倉天心にその技量を認められ、東京美術学校の草創期から教鞭をとり、金工教育の面でも大きな功績を残しました。
金工に焦点をあてた本展により、茨城の金工作品や、時代を超えて受け継がれた技の魅力が 見直される機会となれば幸いです。」

■ いばらき工芸大全Ⅱ 金工の巻
平成28年3月6日まで開催
茨城県陶芸美術館 : 茨城県笠間市笠間2345番地
                0296-70-0011
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kinkou/index.html
萩谷勝平 龍図鐔

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