ツタンカーメンの墓から見つかった鉄製のナイフは、鉄隕石から製作されたものであることが、Polytechnic University of MilanのDaniela Comelli氏を中心とする研究チームによって解明されました。

研究チームは、蛍光X線元素分析法を用いてナイフの組成解析を実施、この結果、このナイフの鉄には、鉄隕石に特有の10%のニッケルと、0.6%のコバルトが含まれていることが判しました。

ナイフは、ツタンカーメンと同じ、紀元前14世紀頃のものと見らていますが、人類が鉄の精錬技術を発明したのは、紀元前8世紀頃と考えられており、一体どのようにして古代エジプト人が鉄製のナイフを製作することができたのかこれまで様々な説が出されていました。

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/maps.12664/full

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