静岡県島田市の島田市博物館では、第79回企画展「島田の鍛冶とそのルーツ 音にきこゆるvol.4 謎に包まれた島田鍛冶のルーツに迫る!」を開催、
 【刀 無銘)貞宗】
 【刀 銘)義綱】
 【短刀 銘)島田住清兵衛義助〈おそらく造り〉】
 【脇指 銘)駿州住元助広助作之】
 【槍 銘)高天神兼明】
など、島田鍛冶の作品にまつわる刀剣・刀装具を展示しています。

「島田鍛冶は、室町時代から江戸時代にかけて、東海道島田宿周辺に居住していた刀鍛冶集団です。静岡県内の刀鍛冶の中では最も繁栄した集団であり、戦国時代には駿河国を領有した今川氏、隣国の武田氏、北条氏にも刀剣を供給していました。島田鍛冶は、戦に使用する刀剣を大量生産する一方で、刃長約140センチあったとされる『御手杵(おてぎね)の槍』や、刀身の半分が鋒という特異な形をした『おそらく造』の短刀など、オリジナリティに富んだ刀剣も制作し、その多彩な技術が評価を受けていますが、そのルーツについては多くの謎が残されてきました。
本企画展では、義助・助宗・広助に代表される島田の刀鍛冶の刀とともに、相州伝・備前伝・美濃伝といった島田の刀鍛冶が影響を受けた刀剣を展示し、これまで謎に包まれていた島田の刀鍛冶のルーツに迫ります。」

■ 音にきこゆるvol.4 謎に包まれた島田鍛冶のルーツに迫る!
 12月1日まで開催
 島田市博物館 : 静岡県島田市河原1丁目5番50号
         0547-37-1000
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/shimahaku/docs/78thkikaku.html

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