京都府京都市の 清水三年坂美術館 では、企画展 「装剣金工の名匠 後藤一乗」 を開催、
【菊尽金金具短刀拵】
【三友煎茶道具】
【岩菊図鐔】
【秋草に狸図茶合】
など、後藤一乗や一乗門下の名品を展示しています。

「後藤一乗(1791~1876)は幕末から明治初めに活躍した装剣金工です。一乗は若くから彫技を発揮し、文政7年(1824)、光格天皇のために刀装金具一式を制作した功により法橋の位に叙せられます。さらに、嘉永4年(1851)に徳川幕府の招きによって京都から江戸へ出て十人扶持を賜るなど、朝廷や幕府の御用を務めました。明治維新後も京都府の勧業場などで制作を続け、廃刀令が発された明治9年(1876) に亡くなりました。
後藤家では製作手法・素材・題材について先祖伝来の決まりごとがありましたが、一乗は使用が制限された素材も好んで用いています。また、絵画・俳諧・和歌にも長じたため、その素養を発揮した雅味ある作品を多く残し、後藤家代々の中で一風を成しました。
このたびの展示では、一乗の名品を多数ご覧頂くほか、一乗門下の装剣金工による作品を併せてご紹介致します。
名匠・後藤一乗による至妙の技と風雅な世界をお楽しみください。」

■ 装剣金工の名匠 後藤一乗
 11月23日から令和2年2月2日まで開催
 清水三年坂美術館 : 京都市東山区清水寺門前三寧坂北入
           清水三丁目337-1
           075-532-4270
http://www.sannenzaka-museum.co.jp/kikaku.html

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