栃木県宇都宮市の 栃木県立博物館 では、開館30周年記念特別企画展 「足利尊氏 その生涯とゆかりの名宝」 を開催、【刀 銘)土山】【十文字槍 道憲作】など、足利尊氏ゆかりの文化財160点を展示しています。

「足利尊氏は、下野国足利荘を本拠とする 武家の名門足利氏に生まれ、後に京都に室町幕府を開きました。 南北朝の内乱の中で、尊氏は勇猛さと優しさを兼ね備えた名将として 武将達の信望を集め、その子孫は幕府将軍の他に、東国支配にあたる鎌倉公方として 勢威を振るいます。 鎌倉公方足利氏は、戦乱の影響でやがて下総古河へと移り、近世には下野喜連川を領しました。
 本年は、足利氏代々の墓所であり、かつて運慶作の大日如来坐像2体が祀られていた樺崎寺(足利市)が、鎌倉公方足利氏によって大々的に整備されてから 600年目の節目の年にあたります。
そこで本展では、この大日如来坐像をはじめ、全国各地に残る尊氏縁の文化財を通して、尊氏の人物像を再評価するとともに、 足利氏に代表される下野武士の 文化的水準の高さを再確認します。」

■ 足利尊氏 その生涯とゆかりの名宝
11月25日まで開催
栃木県立博物館 : 栃木県宇都宮市睦町2-2
              028-634-1311
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/121013takauji/index.html

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