石川県金沢市の 石川県立美術館 では、同館第2展示室において 【重要美術品 太閤御物刀絵図(大友本)】 を展示しています。 太閤御物刀絵図は、豊臣秀吉が蒐集した刀剣を 本阿弥光徳がまとめたもので、大友本には40振りが収載されています。

「光徳は、本阿弥家の中でも最も鑑定眼のある人物とされており、この刀絵図は刀剣鑑識の参考に資するため、必要な点を簡潔に要領よく図示したものです。 収録されているのは主として豊臣秀吉の蔵刀で、特に太閤御物として名声の高いものが確認できる点でも第一級の史料ということができます。
奥書から文禄四年(1959)、秀吉の在世中に書かれたことがわかり、現在所在不明となっている刀剣の消息をたどる手掛かりとしても貴重です。
今回は巻頭から展示していますが、前号で紹介した「御物 骨喰」をはじめ、写真の 御物 薬研 など、粟田口派の藤四郎吉光の名刀十二口が一度にご覧いただけます。」

■ 太閤御物刀絵図
■ 7月18日まで公開
■ 石川県立美術館 : 石川県金沢市出羽町2-1
                076-231-7580
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
御物 薬研

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