愛知県名古屋市の 徳川美術館 では、名品コレクション展示室において 特集展示「刀身彫刻の世界」を開催、
 【国宝 太刀 銘)国行】
 【重要文化財 短刀 銘)正宗 名物不動正宗】
 【重要文化財 太刀 銘)来国俊】
 【重要美術品 太刀 折返銘)備中国青江住吉次】
 【短刀 無銘 貞宗 名物上野貞宗】
 【脇指 銘)兼定】
など、徳川美術館が所蔵する刀剣・刀装具37点を展示します。 

「刀身に文字や文様を刻む刀身彫刻は、日本刀成立以前である古墳時代の直刀に すでに施されている。これは、元々は戦いのための道具であった刀剣に、権威や宗教的な意味合いを付け加えるために行われたと考えられている。
 平安時代後期に、反りのある鎬造という日本特有の様式をもつ、いわゆる『日本刀』が完成して以降、鎌倉時代・室町時代を経て現代に至るまで、刀身彫刻に見られる図様の多くは仏教的な意匠で占められる。 不動明王をはじめとする神仏の姿を絵画的に彫り表した意匠や、神仏が持物などのシンボルで表わされた素剣・三鈷剣・倶利伽羅龍、そして神仏を示す文字である梵字・種字などが刀身彫刻のおもな構成要素である。これらは、仏教の中でも特に密教の儀軌に則し、加護を求めて施された。江戸時代になると草花文様や縁起物の文様なども見られるようになった。
 本特集では、徳川美術館蔵品の中から、日本刀の代表的な刀身彫刻を紹介する。」

■ 刀身彫刻の世界
平成30年1月4日から2月6日まで開催
■ 徳川美術館 : 愛知県名古屋市東区徳川町1017
            052-935-6262
http://www.tokugawa-art-museum.jp/exhibits/special/2018/-br/
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