富山県富山市の森記念秋水美術館では「備前刀 用と美の系譜」を開催、
 【重要文化財 太刀 銘)次忠】
 【重要文化財 太刀 銘)一 助成】
 【重要文化財 太刀 銘)真守造】
 【重要美術品 太刀 銘)備前国友成】
 【重要美術品 太刀 銘)順慶】
など、同館の所蔵する備前刀48点を展示しています。

「備(きび)国は現在の岡山県全域と広島県東部、兵庫県西部にまたがる古代国家です。吉備の枕詞(まくらことば)として知られる『真金(まがね)吹く』が示すように、古来より鉄の産地として知られています。奈良時代には律令制に基づき備前・備中・備後・美作の四ヶ国に分けられましたが、なかでも備前国は大きな刀剣の産地として栄えました。
平安時代中期から後期にかけて『日本刀』と呼ばれる形式の刀剣が完成すると、備前に友成や正恒らの刀工が現れました。それ以降、吉井川の流域を中心に多くの鍛冶が居住し、中世には全国最大の刀剣生産量となりました。約500年間にわたる様々な鍛冶や流派の消長は、現存する備前刀に多くの紀年銘が残されていることから、その一貫した流れを知ることができ研究の上でも非常に重要な役割を果たしています。
本展では、所蔵する備前刀を年代や流派に分けて展示し、刀工や作品の変遷を辿り、備前刀の美と見どころをわかりやすくご紹介いたします。美しい地鉄と明るく冴えた刃文、春霞のような映りなど備前刀の魅力を、この機会にご覧ください。」

■ 備前刀 用と美の系譜
5月26日まで開催
森記念秋水美術館 : 富山県富山市石町1丁目3番6号
                076-425-5700
http://www.mori-shusui-museum.jp/schedule/
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